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製品概要
低消費電力 ML62Q2000シリーズ/ML62Q2500グループ (U16)
概要
ML62Q2500グループは、RISC方式のオリジナル16bit CPU U16 Core を搭載した高性能CMOS 16bit マイコンです。
このグループには、プログラム・メモリ(Flashメモリ)、データ・メモリ(RAM)、データ
Flash(消去単位128Byte、書込単位1Byte)、乗除算器、CRC演算器、クロック発生回路、タイマ、汎用ポート、UART、同期式シリアルポート、I2Cバス(マスタ、スレーブ)、電圧レベル監視機能(VLS)、高速逐次比較型12bit
A/Dコンバータ、安全機能(IEC60730/60335 Class B)など、多彩な周辺機能を集積しています。
また、オンボードでのソフトウェアのデバッグおよびソフトウェアの書き換えが可能なオンチップデバッグ機能、および量産ラインでのFlashメモリへの書き込みが容易に可能なISP(In-System
Programming)機能も搭載しています。
パッケージには、WQFNにより、マイコンの実装面積を小さくし、セットの小型化を実現できます。
製品特長
特長1業界トップクラス*1の低消費電力 (0.6μA@「HALT-D」モード)
CPU 、高速クロックおよび一部の周辺回路を停止する「HALT-D」モードを新たに追加したことにより、内蔵RC発振回路でタイマを動作させたままの状態で、業界トップクラス0.6μAを実現。
外付けのクロックを使用する必要がないため、システムの部品点数も削減できます。
*1:ローム調べ
特長2センサ測定精度向上に貢献する 高速12bit逐次比較型A/Dコンバータ
特長3不測の事態から機器やシステムを守る安全機能搭載
- 自己診断機能
-
- 逐次比較型 A/Dコンバータのテスト
- クロック相互監視
- 通信機能の自己テスト(UART)
- 通信機能の自己テスト(SSIO)
- 通信機能の自己テスト(I2C)
- WDT カウンタ読み出し
- ポート出力 レベルテスト機能
- マイコンステータス 割込み
- クロックバックアップ機能とそのテスト機能
- 自己診断回路を搭載
各ブロックの故障を自動検出
- エラー検出機能
-
- RAM パリティ・エラー検出
- ROM未使用領域 アクセスリセット
- FlashメモリCRC 演算
- メモリデータのエラーや
ROM未使用領域のアクセスを
検出しメモリ誤動作検出
- メモリ保護機能
-
- RAMガード
- SFRガード
(Special Function Register)
- RAM/SFRへの
誤書込み防止
IEC60730*1 / IEC60335*2 (Class B)を認証できるハードウェアで14の「安全機能」を搭載しています。
*1 IEC 60730:自動電気制御装置の国際規格
*2 IEC 60335:家庭用及びこれに類する電気機器の安全性の国際規格
特長 4全動作電圧(1.8V ~ 5.5 V)で24MHz高速動作が可能
特長 5シリアル通信に最適な高精度(±1.5%*1)発振回路搭載
適用アプリケーション
ML62Q2500グループでは、ML62Q1000シリーズの特長である「安全機能」による“安全・安心”を継承し、さらに、業界トップクラスの消費電力、センサ測定での精度向上に貢献する高速12bit逐次比較型A/Dコンバータ搭載などにより、電池パック、蓄電システムなどのバッテリー制御機器、高精度アナログ測定が必要な計測装置などの産業機器に最適です。
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