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LSI事業
自動車向けの強化とともに、海外市場・産業機器向けの拡大により
グローバルメジャーの実現に貢献
LSI事業では、電源、モータ、アナログ・フロント・エンド、アンプ等、アナログLSIを中心に製品を展開しています。特に、特定用途向け汎用製品(ASSP)に注力しており、Product Marketing Engineer(PME)が各社のトレンドを的確に見極め、顧客ニーズを先取りした開発をしています。PMEは、お客様とのコミュニケーションを密に行うほか、商品開発に生かせるお客様からのフィードバックを大切にしており、立ち上げ時のサポートから量産時のフォローまできめ細かい対応が特長です。
もちろん商品開発だけでなく重点的に取り組むべき社会課題として、GHG排出量の削減も認識しています。「モータ」や「電源」は全世界の電力消費量の大半を占めているため、ロームのLSIによりモータや電源の消費電力の低減が可能となります。あらゆる領域において電動化や自動化が進んでおり、デバイスの省エネ・小型化のニーズが高まっているため、そのようなニーズにこたえる付加価値の高いLSI製品のラインアップを拡充することで環境課題の解決に向けて貢献したいと思っています。
また、今後の課題としては、国内だけではなく海外市場を開拓し、自動車に加え産業機器向けにも注力していきます。
セグメント別売上高
2024年 3月期
-
■LSI
- 2,072億円
- 44.3%
- ■半導体素子 2,019億円 43.2%
- ■モジュール 329億円 7.0%
- ■その他 257億円 5.5%
売上
4,677億円
用途別売上構成比
2024年 3月期
-
自動車
48.7%
-
産業機器
11.6%
-
民生機器
26.4%
-
通信
4.7%
-
コンピュータ&ストレージ
8.6%
LSI売上高
2,072億円
ロームのポジショニング
世界アナログ IC 市場
- 市場規模(2022年)
- 90,887百万ドル
自動車向けアナログ ASSP/
アナログ ASIC
- 市場規模(2022年)
- 13,880百万ドル
産業機器向け他 ASSP/
アナログ ASIC
- 市場規模(2022年)
- 4,313百万ドル
Source: Omdia Competitive Landscaping Tool (CLT) 2022
注力製品
パワーマネジメント/電源IC (PMIC)
さまざまな用途、仕様に合わせ、各種アプリケーションに特化した多様なシステム電源をラインアップ。民生機器をはじめ自動車のECUごとに各種PMICの製品を展開
TOPICS|
持続可能な社会の実現に向けて
EV向けアプリケーションの小型化とノイズ設計工数の削減に貢献する
絶縁型DC-DCコンバータの開発
EVにおいては、モータを駆動する主機インバータやエアコン用の電動コンプレッサー、車室内の温度を上げるPTCヒーター等のアプリケーションが搭載されています。これらは高い電圧で駆動することから、安全性確保のためにバッテリーのある1次側回路とモータ等のある2次側回路で絶縁する必要があります。一方、従来の絶縁回路構成では、実装面積や消費電力の大きさ、出力電流によって異なるスイッチング周波数に対するノイズ対策の工数などが課題でした。ロームは、これらのアプリケーションに搭載されているゲートドライバ駆動用電源に最適な絶縁型フライバック方式※1のDC-DCコンバータを開発しました。新製品において、フォトカプラ※2が不要な回路構成と安定したスイッチング周波数特性を実現したことにより、アプリケーションの小型化とノイズ設計工数の削減に貢献します。
- ※1 フライバック方式:回路形態の一種として絶縁電源の構成に使用される。100W程度までの用途に適し、部品点数やコスト面に優れる。
- ※2 フォトカプラ:入力された電気信号を発光素子で光に変換したのち、受光素子が再び電気信号に戻す電子部品。