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電磁誘導方式とは?

前述のように、 ワイヤレス給電には様々な方式が存在しますが、この中で最も一般的なのが電磁誘導方式です。電磁誘導方式は回路構成が簡単で、高効率であるのが特長です。

電磁誘導方式の動作原理

電磁誘導方式の動作原理を説明します。
電磁誘導方式は、ファラデーの電磁誘導則に基づいています。
ファラデーの電磁誘導則とは、磁束の変化を打ち消す方向に誘導起電力が発生するというもので、式は以下のようになります。

V =−𝑁(∆Φ/∆𝑡)  <ファラデーの電磁誘導則>
(∆Φ/∆𝑡 は微小時間∆𝑡でコイルを貫く磁束Φの変化)

【対面する1次コイルと2次コイル】

対面する1次コイルと2次コイル

コイルの1次側に交流電圧を供給すると磁束が発生します。
2次側ではこの磁束を打ち消すように誘導起電力が発生します。
この2次側に発生する電力を機器の充電に利用することができます。

送電の1次側コイルは充電台に組み込まれ、充電台側をトランスミッタと呼びます。
受電の2次側コイルは携帯機器に相当し、レシーバと呼びます。
これはワイヤレス給電(電磁誘導方式)の基本的な構成です。実際、製品化のためには、さらに、効率、送電距離、充電安定性などを最適化します。

【トランスミッターとレシーバー】

トランスミッターとレシーバー

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